大規模修繕コンサルタントの探し方
マンションの大規模修繕工事は、管理組合にとって非常に大きな事業です。
そのため、どのコンサルタントを選ぶかによって、工事の進め方や費用、そして将来の建物の維持管理にも大きな違いが生じます。
大規模修繕工事を検討する際には、単に「有名な会社だから」「大手だから」という理由だけで選ぶのではなく、自分たちのマンションを理解し、管理組合の立場に立って一緒に考えてくれるコンサルタントを選ぶことが重要です。
建物と設備の長寿命化
大規模修繕工事の目的は、単に建物をきれいにすることではありません。
コンサルティングは、**「人+技術」
コンサルタントは、管理組合にとって大切なパートナーです。選ぶ際には、現在お住まいのマンションの状況をきちんと理解し、管理組合と一緒になって進めてくれるのか、それとも業務をビジネスライクに進めるのかを見極める必要があります。
また、一度の大規模修繕工事だけではなく、将来にわたって継続的なパートナーとして信頼できるかどうかも重要です。
大規模修繕工事では、コンサルタントの進め方や設計仕様によって、工事費が大きく変わることがあります。
だからこそ、誰かに任せきりにするのではなく、「誰が主導するのか」という点を管理組合自身がしっかり意識することが大切です。
設計仕様書を決める際も、「安いから」という理由だけで判断すると、結果として高い買い物になることがあります。
コンサルタントが提供するものは、単なる書類作成ではなく、これまで培ってきた経験・ノウハウ・技術力です。理事会や修繕委員会の皆様と十分に意思疎通を図り、同じ方向を向いて事業を進められるコンサルタントを選ぶことが重要です。
大切なマンションの資産と、皆様の大切なお金を守るため、納得のいくコンサルタントを選定してください。

大規模修繕コンサルタント選定の目安
大規模修繕コンサルタント選定の目安
① 建築工事の現場経験があること
重要なことは、実際の建築工事現場を経験したコンサルタントに依頼することです。大規模修繕工事は新築工事とは異なり、既存の建物を調査し、劣化状況を判断しながら工事を進める必要があります。そのため、施工現場を知らなければ対応が難しい場面も少なくありません。
② 建物の状態を分かりやすく説明できること
現場をよく理解し、管理組合の皆様に対して、「なぜ、このような建物の現象が起きているのか」を分かりやすく説明できる力があるかどうかも重要なポイントです。
③ 経験と管理組合運営への理解があること
コンサルタントとしての経験だけではなく、管理組合の運営や建物の維持・保全について十分な知識と経験があることも重要です。
大規模修繕工事では、施工中にさまざまな問題や判断が必要となる場面があります。だからこそ、建物のことだけでなく、管理組合の事情や運営についても理解しているコンサルタントが望まれます。
④ マンションの規模や事情に合ったコンサルタントを選ぶ
会社の規模が大きければ良いとは限りません。大きな会社には、それなりの経費も必要となります。
重要なのは、自分たちのマンションの規模や事情に合ったコンサルタントを選ぶことです。
⑤ 営業担当者だけでなく、実際の担当者に会う
コンサルタントを決める際には、営業担当者だけではなく、実際に業務を担当する人と直接会って話をすることをお勧めします。
管理組合、理事会、修繕委員会との相性も非常に大切です。疑問や不安を気軽に相談でき、きちんと話を聞いてくれるコンサルタントを選ぶことが重要です。
⑥ プレゼンテーションだけで判断しない
プレゼンテーションに慣れているコンサルタントは、説明も上手で、どこも甲乙つけがたいものです。
しかし、重要なのはプレゼンテーションの上手さだけではありません。管理組合の立場に立ち、親身になって実際に動いてくれるコンサルタントかどうかを見極めることが大切です。
⑦ 技術力と対応力があること
必要な資格や専門知識を持ち、主たる業務を外注に頼るだけではなく、自ら技術的な判断や対応ができる体制があるかも確認しましょう。
⑧ 管理組合のパートナーとして信頼できること
最も大切なのは、管理組合との信頼関係を大切にするコンサルタントであることです。
大規模修繕工事は長期間にわたる事業です。
技術力だけでなく、管理組合と一緒に考え、一緒に問題を解決していけるパートナーを選ぶことが大切です。

マンションコンサルタント選定のポイント
公募によってコンサルタントを選定する場合、最初から条件を細かく限定しすぎないことも大切です。
例えば、「資本金○○円以上」「年間○棟以上の工事実績」
などの条件を設けると、応募できる事業者が限定されてしまいます。
選定で重要なのは、会社の規模だけではありません。
親身になって相談に乗ってくれるか。
そして、
コンサルタントが提案している内容を、管理組合の皆様がきちんと理解できるように説明してくれるか。
この点を第一に考えることが重要です。
また、コンサルタント任せにしないことも大切です。
管理組合、理事会、修繕委員会が一体となって取り組むことで、より良い大規模修繕工事につながります。
コンサルタント選びに迷ったら
コンサルタントの選定に迷われたら、大橋マンション管理士事務所にご相談ください。他のコンサルタントとの比較も歓迎しています。
当事務所は、一級建築士と設備診断技術者が在籍する、業界でも珍しい技術系のマンション管理士事務所です。
これまで数多くの現場を経験し、マンション管理や大規模修繕工事に携わってきました。また、マンション管理組合の顧問業務も行っており、それぞれの管理組合が抱える事情を理解したうえで、建物・設備の維持保全を考えています。
30戸から600戸まで、幅広い規模のマンションで大規模修繕コンサルティングを経験しています。さらに、ゼネコンでの経験を持つ、現場を知るマンション管理士事務所です。大規模修繕工事における施工会社の選定についても、管理組合の皆様と一緒に、公正な手続きで進めることを大切にしています。
また、業界で問題となることのあるバックマージンや談合を防ぐための考え方や対策についても、管理組合の皆様にお伝えしています。大切なマンションの修繕を、管理組合の皆様と一緒に考え、納得できる大規模修繕工事を目指します。
その他、ご不明な点やご相談がございましたら、お気軽にお問い合わせください。

